【京都グルメ】京都に21年住んだ僕がオススメの超穴場 酒もメシも旨い7店
振り返ると京都に21年住んでいました。
京都といえば「京風」という言葉から、あっさり薄味で和風で高級感漂う料理をイメージされる方も多いのではないでしょうか?
最近ではB級グルメというジャンルも浸透し、各地方にはご当地グルメとして様々なソウルフードが「ゆるキャラ」たちと共に存在をアピールしています。
今回は「はんなりした京風料理」ではなく、味も店の雰囲気も少々「濃い」京都のB級グルメ、居酒屋を「おすそわけ」。
観光や出張で京都に来た際のガイドブックとして参考になればと思います。
地元京都の方もどうぞ。
本場手作りソーセージと厳選ビール
炭火焼きソーセージ酒場 Salumeria
自家製のソーセージを本格炭火焼きで提供してくれます。
独自のブレンドで作られたハーブの香りと、絶妙なバランスのスパイスが厳選されたビール(常時5種以上用意)によく合います。
はじける皮の食感と、詰め込まれた濃厚な肉の味が最高!
洗練されながらも、カジュアルな雰囲気
イタリアンということですが、店員さんがドイツ出身であったり、スパニッシュバル風のメニューもあり多種多様なヨーロッパ料理が楽しめます。
デートはもちろん、カウンターで1人呑みもいいんでないでしょうか?
テーブル席もあるので家族でもオッケー。
ビオワインもあるよ!
好みを伝えるとソムリエでもある店長さんが親切にオススメのワインを出してくれます。
なかなか出会うことのないビオワイン含め、各国ワインの種類も豊富!
ソーセージの他にも鴨肉のロースト バルサミコソース、トリッパ、マリネなどバル的なものや、本日のパスタ、煮込み料理など豊富な品揃えでお酒が進むこと間違いなし。
甘いものが苦手の僕も、ここでは自家製のデザートを毎回いただきます。
河原町丸太町交差点を北へ 徒歩2分
元祖!京都の全粒粉つけ麺 発祥の地
麺や高倉二条
自家製の全粒粉の麺が美味しい、京都のつけ麺ブームの火付け役となった名店。
一見「そば」のようで、スープにつけずそのまま食べても旨い!
全粒粉特有の舌触りのある麺です。
チャーシューも柔らかくてしっかり味が染み込んだボリュームのある一品。
シメご飯を忘れずに!
スープは豚骨と魚介のあわせダシであっさり、麺とよく絡むスープです。
食後にご飯を残ったスープと特製ダシを混ぜわせて「シメご飯」をいただくこともできます。(食券購入時に別途必要)
トッピングで煮玉子を必ず追加しよう!
中身がトロトロの煮玉子は必ず追加しましょう!
食券を購入時に麺、チャーシューの量、味付けを選ぶスタイル。
つけ麺だけでなく普通のラーメンもあります。(こちらも全粒粉)
外観、内装も和風でラーメン屋とは思えない趣のある店構えはある意味京都的なお店。
つけ麺ブームがおさまり、淘汰されていく店が後を絶たない今、京都に来たら一度は食べて欲しい京風つけ麺です。
高倉二条交差点
京都で一番旨い焼肉屋
焼肉・塩ホルモン アジェ
京都の焼肉好きなら誰もが一度は訪れる知る人ぞ知る焼肉・ホルモンの名店です。
ここを訪れた後、他店に行くと「こま切れ肉」を出されたのかと思ってしまう程。
一品一品ボリュームがありコストパフォマンスも高く、タン刺し、ユッケ、センマイなど刺し身・生物も充実しています。
ゆっくり一人で肉を堪能するも良し。仲間とワイワイ肉を喰らうのも良し。100%満足できることを約束します。
一枚一枚が肉厚!
まず肉の厚みに驚きます。ボリューム、味、値段、全てにおいて群を抜いています。
「アジェの」肉を食べたら他の焼肉は喰えません!
ホルモンが充実
丁寧に下処理されて臭みもなく、ホルモンが苦手なウチの奥さんもココでは食べます。
唯一の難点
人気店なので行列は覚悟してください。基本予約はできません。
※予約は開店時のお客様だけです。
僕はあらかじめ早めに行って名前を書き、近所のコンビニで缶ビールを買います。すぐ横の高瀬川を散歩してから適当な時間を見計らって店へ戻ります。
基本酒場ですがテーブル、少しですがお座敷もあるのでファミリーでも大丈夫。
ご飯に乗っけて食べる「ご飯どろぼう」も要チェックです。
京都で焼肉食べるならココしかありません。
今まで食べてた焼肉が食べられなくなりますよ!
木屋町松原通り交差点から 徒歩30秒
名古屋、岐阜、金沢、沖縄にも展開しているようですね。詳しくはホームページで
週に一度は通う クセになる串焼き
炭焼き きむら
移転前の店舗からお世話になっていますが、飽きるどころかシンプルさを追求し尽くした究極の串焼きを求め、多い時で毎週最低3日は訪れていました。
60年間受け継がれた秘伝のタレと肉へのこだわり
創業60年以上の老舗焼鳥屋。
以前は左京区熊野神社前に店があり、2015年秋に現在の北大路に移転。二代目大将と三代目若大将が「これぞ焼鳥!」というシンプルで無骨ながら肉の旨味を最大限に引き出した本格炭火串焼店です。
「焼鳥屋」と書きましたが正確には「串焼き」です。メニューはこんな感じ。
- タン、ハツ、ミノ、レバー、の牛串焼き4種。
- トリ(ねぎま)、トリハツ、トリカワ、セセリ、ナンコツ、スナズリの6種。
- 野菜はアスパラ、シイタケ、アオトウ、ネギの4種。
- イカと焼きおにぎりです。
タンチャーシュー、テール蒸し、にんにく明太子、漬物盛りもあります。
普通の焼鳥屋に比べ品数は少ない方ですが、どれも一品一品のクオリティーが高く文句なしの本格串焼きです!
3種類の味付け
「塩、タレ、GS」の中からと味付け希望を伝え、次に焼き加減も伝えましょう。
レバーが大丈夫な人は「レバー浅」での注文をオススメします。
「浅」とは表面を軽く炙り、中身は半生。
ゴマ油を少し垂らし、レバーの風味と食感を存分に味わうには浅焼きが超おすすめ!
一番のオススメはGSです。GSとはゴールデンスペシャルの略。
にんにくとカレー粉で味付けされた一度食べたらクセになる一品。
超人気店! 電話予約しましょう
遅く行くと品切れもありますのでお早めにどうぞ。
ここもアジェ同様、他の焼き鳥屋さんに足を運ぶ機会が激減した原因の店です。
個人的には一人カウンターがお気に入り。
香ばしく焼ける串の香りをつまみに1杯呑んだ後は、お気に入りの串を一通り頼みます。最後に「カワGS(とりかわのGS)」で締めて店を後にします。
どの串も本当に美味しいの一言。
それぞれの肉をいろんな味付け、焼き具合で堪能してください。
下鴨本通交差点を西へ 徒歩1分
カキの名店
西村鮮魚店
お昼は魚屋として営業、夜は海鮮居酒屋として夜な夜な新鮮な魚を求める呑兵衛の五臓六腑を満たす京都・居酒屋の穴場的存在。
本来魚屋ということもあってお刺身など新鮮な魚はもちろん、大将が日々研究と改良を重ねた「絶品おばんざい」も京都ならではの味。
写真下左はマグロの頬肉の煮込みです。まるで牛肉を食べてるようでマグロの味が口の中でとろける一品。
通は生牡蠣とラフロイグ!
カキはシーズンがあり、常時メニューにはありません。
しかし西村鮮魚店では夏は「岩がき」冬は「真がき」に出会うことができます。
少しクセのあるピート系のモルトウィスキーといただくのが通です!
季節によって旬がありますので定番以外は日によってメニューに変更があります。
各種新鮮な魚貝のお刺身など、その日店にある旬の食材を「こんな風に食べたい」と伝えれば大将がリクエストに答えてくれます。
タイミング次第で何に出会うかはわかりませんが、いつも新鮮な美味しいものが必ずあります。
烏丸通六角入ル 徒歩1分 新町と室町の間
http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26006401/
絶品チヂミを喰らえ!
きみや
京都の夜の街と言えば、祇園と木屋町が代表的存在。
最近では夜の街も東西南北に分散し、あらゆる街角に飲食店が軒を連ねるようになりました。未だに木屋町の中でも、常に常連さんで賑わう数ある店のなかで今回「きみや」をチョイスした理由はどうしてもここの「チヂミ」を食べて欲しいからです。
焼きたてを熱いうちに食べましょう。
一見普通のチヂミですが、カリカリの生地と口の中でひろがる具のバランスが今まで食べたチヂミの中でダントツに旨いと感じた一品です。
やはりここも他店のチヂミがかすんでしまうほどのダントツの旨さ。
是非食べていただきたい一品。
名物ガリっとちゅう
ユニークなドリンクをおまけに紹介します。
その名も「ガリッとちゅう」
見たまんま、酎ハイのなかにガリが入ってます。
一瞬戸惑いながらも呑んでみると、爽やかな酎ハイとガリの酸味が非常に相性がよく、少し飲み過ぎた後にチェイサーとして酔いを覚ましてくれる1杯。
飲みやすいのでグイグイいってしまい、結局酔っ払う羽目に、、、
揚げ物もカラッと美味しく揚げてくれるので是非注文してください。
肉厚なアジフライ
地味ながら木屋町の居酒屋では絶対外せない名店です。
四条木屋町交差点上ル 徒歩1分
たこ料理専門店
蛸匠
京都の数あるたこ焼き店で僕が一番オススメするのはココ。
京都市の中心部である四条近辺から少し離れた千本通丸太町交差点の北にあります。
たこ焼きの種類も多くサブメニューも充実。
居酒屋さんとしても訪れる方が多く、地元の方に長く愛され続けている地域密着型の老舗たこ焼き店です。
蛸珍味
キャベツの上にタコの刺身。たこ焼きが焼けるの待ってるあいだの一品。
韓国風のタレがスパイシーでビールにぴったり。
特製焼豚
柔らかいのはもちろん、焼豚にしてはあっさりした見た目とは違ってしっかり味がしみ込んだ極上の焼豚。このボリュームと味で¥600。
トロトロの焼豚、ビールと一緒に今すぐ食べたいです。
たこ焼き(カリカリ)
タコの大きさがたこ焼きとほぼ同じ。
たこ焼きが小さいんじゃなくてタコが大きいんです!
写真は「カリカリ」といって外側をカリカリに焼いたもの。
「カリカリ」は他に比べ焼くのに多少時間がかかりますが、数あるメニューの中からまずは試して欲しい一品。
たこ焼き屋というよりは「タコ料理専門店」です!
僕も学生の頃からお世話になってます。
旨いたこ焼きを食べるならココで決まり。是非訪れてみたください。
千本丸太町交差点を北へ 徒歩3分
さいごに
お酒が好きなんで呑みがメインのチョイスとなりました。
京都にはまだまだ美味しいお店はたくさんあります。また改めてご紹介したいと思います。
今日ご紹介した店はどこも京都に住んでる人なら一度は耳にした、もしくは訪れたことのある名店ばかりです。
必ず満足させてくれますますので、京都に来た時はに是非足を運んでみてください。
どの店も学生の頃から通う店、ここ数年通い始めた店、何度も通い倒して一周した感があります。
もう飽きたなと思いきや、再び足を運んでしまう忘れられない「味」のある名店を厳選しました。
どのお店もハズレなし、訪れたあなたを必ず満足させてくれます!
読んでいただいた方へ
ありがとうございました。
Kai Hajime