たった3秒! アイディアが劇的に生まれ変わるハードルメモを試してみよう!
今回は何かアイディアを求められたり、抱える問題を解決しなければならない時、なかなか思うように考えが進まない、解決策が見つからないなど、誰もが経験する悶々とするつらい時に簡単に「ブレイクスルー」を生み出す方法を「おすそわけ」する。
この方法は以前記事にした「すごいメモ。人生を変える14のメソッド・小西利行著」から得たものだ。
ルールがあると、人は考えやすくなる
たとえば、子どもたちに「自由に素敵な絵を描きなさい」と言うと、ちょっと困ってしまうのではないか?
そこで「3色だけ使って素敵な絵を描きなさい」と言うと、目を輝かせて、どうしようかと考え、驚くほどの素敵な絵を仕上げてしまうである。
これは「3色でどうすればいいのか?」という難台に向けて考え始められることで、とっかかりが生まれ、自由なときよりも考えやすくなり、かえって柔軟に発想できるからだ。
では大人、ビジネス、日々の暮らしではどうだろう?
「自由でいいから、とにかく面白いことを考えろ!責任は俺が持つ!」
なんて上司に言われようものなら困ってしまうだろう。漠然とした目標や結果を求められることほど難しいことはない。
3秒で書けるハードルメモ
それでは早速ハードルメモとは何か?どうやるのか?を説明する。
思考のハードル
自由に発想しても良いということは、なんでもアリで簡単なことに思えるが実は難しい。ではどうするか?
思考する時に「ハードル」設定すれば良い。
そのハードルを超えることをルールにするとアイディアの質は確実に向上する。
与えられた自由がゆえ、どこへ向かえばいいのか迷う。
「ハードル」を設定すればゴールまでのプロセスを無駄に右往左往することもない。
設定したハードルを超えればゴールなのだから。
著者はこのルールを「思考のルール化」としている。
「思考のルール化」があれば、誰もがもっと簡単に、もっと効果的に仕事ができるようになる。
3秒で書けるハードルメモのとり方
ではハードルメモのやり方を説明しよう。
やることはとても簡単である。仮にこんな目標があるとしたら、、、
「30代女性に売れる新商品をつくる」
これはよく目にするタイプの「目標」である。
しかし、このままではなんだか考えづらい。
どうやって新商品を生み出せば良いのか?プロセスも見えないし、漠然としたゴールがあるだけである。
「30代女性に売れる新商品をつくる」に次の語句を付け加えてみる。
「それは本当に、30代女性に売れる新商品か?」
どうだろう?3秒もたたないウチにただの目標でしかなかった文に、何を解決しなければならないのか?を考えるキッカケをイメージすることができるようになった。
「それは本当に、◯◯◯するか?」
というカタチに変換すること、ハードル化することで行動しやすくなるのだ。
人は目標を達成しようとするとき、いろんな可能性を考え過ぎ、混乱し、動けずに正しい判断ができなくなる。どんなアイディアを考えるときも課題がわからなければ、ブレイクスルーもおこらず、ゴールも見えなくなる。
「超えるべき目標を設定することで、必要なアイディアの方向性がわかり、アイディアの良し悪しを判断する基準ができる」
さいごに
このメソッドに出会い、自分の問題に当てはめてみた。
今までハードルを設定していなかった。そのためずいぶん遠回りをした。
仕事だけではなく、ちょっとしたことにも応用できると想う。
僕の中で数ある悩みや問題の中から一つ「思考のルール化」の一例を書くとこうなる。
「サラリーマンが転職・独立で必要な情報が載っている、読者に役に立つブログ」
という目標を
「それは本当に、サラリーマンが転職・独立で必要な情報が載っている、読者に役に立つブログか?」
となる。
こうしてみると「読者の役に立つためのブログ」となるには、何が足りなくて、どういった行動が必要なのかがわかる。
「転職・独立」の際に準備すること、注意点について自分にとって役に立ったことを記事にするとか。「会社に副業がバレない方法」という記事もアリだなとか、、、。
僕はDTPデザインからWeb関連へ進もうと思っている。
同じくサラリーマンデザイナーで転職・独立を考えてる人は多いと思う。
であれば同じ悩みや問題を抱えた同志に向けた記事を「おすそわけ」するべきである。
ただ漠然と考えるより、ハードルを設定した方がゴールは近くなる。
みなさんも自分のかかえる悩みや問題に「ハードル」を設定してみてはどうだろう。
「それは本当に、◯◯◯か?」 で、みなさんの目の前の霧が晴れますように!
読んでいただいた方へ
ありがとうございます。
Kai Hajime