Kai Hajimeのおすそわけ

子育てサラリーマンのInputとOutputをおすそわけ

鮮度が命!あなたのメモ腐ってない? 仕事に活かせるメモの取り方・使い方

こんばんわ。

今日の「夜のおすわけ」は「メモ」

僕は常時ノートやスマホのアプリを使ってメモを取りまくっている。

しかし仕事や暮らしに「心底役にたった」という実感は以外に少ない。

 

f:id:kaihajime:20160916184132j:plain

仕事や暮らしの中でひらめいた「ふと思ったこと」「コレおもろいんとちゃう?」みたいな、アイディアの原石やキーワードを埋もれたままにしたくないという思いで「すごいメモ。人生を変える14のメソッド・小西利行著」を買った。

 

この本仕事はもちろん日常生活や創作活動、趣味にも活かせるメモの取り方や使い方を、コピーライターである著者の実践をもとにわかりやすく書かれている。

自身の備忘録も兼ね、仕事や暮らしに活かせる「こんな使い方があったのか!?」と目からウロコの「メモ活用術」をおすそわけする。

 

 

なんのためのメモ?

唐突だが、「メモは何のために取りますか?」との質問にあなたは何と答えるだろう?

ほとんどの人が「聞いたことを忘れないため」と答えるだろう。

たしかに、たいてい物事を忘れないためにメモをとっているだろう。しかしそれだけではメモに秘められた効果を引き出せていない。非常にもったいない。

 

物忘れ防止のためだけに書く「メモ」ではなく、取った「メモ」をどうやって活すのか?

そもそもメモの持つ役割、機能とは「忘れないため」だけなのか?

著者は「メモはいい仕事をするうえで大切な5つのポイントがある」とあげている。 

メモはいい仕事をするうえで大切な5つのポイント 

  1. 整理(仕事の条件や要点を整理する)
  2. 設定(課題を見つける。目的をきめる)
  3. 考察(何が有効な解決策か考える)
  4. 発見(新しいアイディアへたどり着く)
  5. 指示(部下やチームに役割を伝える)

会議、打ち合わせで重要なこと、気になるキーワードなどを書き留めたり、企画書の下書きをを作ったり、新しい商品やサービスのアイディアを出したり。仕事の要所要所では多くの人がメモをしているはずだ。

ではこの5つの大切なポイントがもっと楽に、もっと面白く、効果的になるとすればどうだろう?

せっかく取ったメモを「今より格段精度が高く使えるメモ」にしたいと思わないだろうか?

 

未来メモ

何の工夫も技術もなく取られたメモは、後で見返した時には自分でも意味がわからないものになってないだろうか?

 

過去メモ」から「未来メモ」へ

今聞いたこと、感じたことを残す「過去メモ」を、未来の自分に行動のキッカケを生む「未来メモ」に変えてしまえば良い。

内容を思い出すために時間を奪われ、意味不明のメモを見返すことを繰り返すと、メモを取ることに意味がないと感じてしまう。最後はメモをとることがストレスとなりメモることを止めてしまう。ではなぜそうなるのか?  

 

メモは腐る!

「メモには鮮度がある」

取ったメモを美味しくいただくには、時間をあけずに「とれたて」をいただく、見返すのが一番効果的なのだ。

なぜ取れたてが良いのか?

そのメモには取った時の「記憶」が残っているからだ。

多少字が読みづらくても、どういう内容か?は「記憶」が「メモ」を補完するので情報として役立つモノになっている。

鮮度が落ち、腐った情報はあとで読み返しても意味不明。

メモは腐ると肝に命じよう。

 

メモは書きたてが1番とはいえ、本来メモは残すもの。

たいていは時間がたってから見返すものだ。

新鮮な「記憶+メモ」を見返すことは仕事で忙しい時には不可能だ。

 

メモに味付け

時間がたったメモ、腐ったメモは「見るだけで瞬時に考えるポイントがわかり、即座にやるべきことに取り掛かれるメモ」に味付けしなければならない。

 

ただ、所詮メモはメモ。できるだけ時間も労力もかけずにメモを活用したい。

 

この本では「後で見返した時、過去の自分が何を伝えたかったのか?」がわかるメモ、「考えるキッカケ」がよみがえるメモの書き方が書いてある。

自身、読了してなくまだ途中だが、早速取り入れている。

簡単で取り掛かりやすい。今までメモっていたことにひと工夫加える感じだ。

 

「記憶」がなくても単純な記号を書き加えることで「過去メモ」を「未来メモ」に変える方法をイラスト入りで丁寧に説明してくれている。

また年月日をメモに書き加えることで後から素早く簡単に「検索」する方法も著者の経験にそった「メモの活用術」としてたくさんのメソッドが詰まっている。

 

未来の自分は必ず忘れていることを前提にメモを取る

では記憶に頼らないメモを取るとはどうゆうことなのか?

 

「すごくいいアイディアを思いついた」「いい話を聞いた」と思っても次の日には、いや数分っただけで忘れてしまうのが人間。

 

メモは「まったく何も覚えていない未来の自分」が読み返すことを想定して書かなければいけない。

 

「未来の自分を信用しないこと」

「未来の自分は必ず忘れていること」を前提にメモを書くことポイントである。

 

未来メモとは「こう書いておけば未来の自分に書いた内容が伝わるだろう」という未来の自分を想像して書けば良い。

 

まとめ

僕は今まで書いたら書きっぱなしでメモを放置していた。

頭の中には過去メモが処理されることなくバラバラに、フワフワ浮かんでさまよってる状態だ。

たまに日記帳やアプリでメモを振り返るとチンプンカンプン、、、

「あの熱い想いはなんだったんだ?!」とガックリしてしまう。

かと言ってメモを取るのがクセになってるので、今さらやめるのも気持ちが悪い。

これまでの苦い経験を挽回したいと思いこの本を購入した。

 

僕と同じ経験をしている人はけっこういるのではないか?

メモをため込んで腐らせていたり、読み返すことなく放置している人は是非「すごいメモ。 人生を変える14のメソッド」を読んでみると良いと思う。

特に「わしの仕事にクリエイティブなんて関係ない!」と思っているおカタイ仕事の人は必読だ。

おカタイ仕事こそ、今はクリエイティブが必要とされ、重要だということも書かれている。

 

読んでいただいた方へ

ありがとうございます。

 

Kai Hajime