Kai Hajimeのおすそわけ

子育てサラリーマンのInputとOutputをおすそわけ

リフォームだけじゃない!家づくりに関わる全ての人 必読の一冊! 

我が家はただ今リフォーム中です。

昨年(2015年2月)に土地と中古物件を購入しました。

当初半年で完成、引っ越しを予定していました。

しかし当時お世話になる予定であった業者とのスレ違いやトラブルで随分と時間がかかってしまい、1年後の今月末に工事も終わる予定です。

 

設計士と業者の変更を経てやっと自分たちがイメージするマイホームが完成するとあって、我が家はみんなドキドキ。

 

子どもたちは転校・転園で少し不安はあるかと思いますが、次の家、街の話題で毎日楽しそうに完成と引っ越しを待ちわびています。

 

単にリフォームといってもやることは山のようにあります。

「土地・家選び」「業者選び」「設計士とのやり取り」「引っ越し」その他色々。

大きなことから小さなことまで今までやってきたことを、今後ブログに書いていこうと思っています。

 

設計者任せになっていませんか?

まずはリフォームをする際に一番大事なことであります。

「どんな家に住むか?住みたいか?」を決めること。

楽しいことでもあり、大変なことでもあります。

我が家は数年前から奥さんとお互いの希望などを何度も話してきました。その際に参考にした本があります。

 

「住まいの解剖図鑑」

あなたの自宅を設計するのは設計者だけではありません。あなた自身も積極的に設計に参加する必要があります。いや、必ず参加してください。あなたが新居に求めるであろう要望の数々は、設計のスタートであり、ゴールなのです。それゆえ、建て主には設計者に要望を伝えるだけでなく、要望を実現する前に立ちはだかる諸問題を、設計者と一緒になって解決していく権利があり、義務があるのです。

                          増田奏 著

 

「時間」「空間」「お財布」という制限

ただ漠然と住まいへのイメージを思いつくだけ全て詰め込んでも、快適で機能的な住み心地の良い家を完成させることは不可能です。

それぞれが抱く「イメージ通りの家」をつくるには、解決するべき要素が膨大にあります。「時間」「空間」「お財布」です。

 

CUT & GET

できればすべての希望を盛り込みたいですが、なかなか難しいと思います。

さまざまな条件を前に決断を迫られたとき、「得られるもの」「あきらめるもの」その両者をじっと見据えなければなりません。

 

専門的なことは設計者や工務店に任せるとしても、問題の原因と結果の予測は、依頼者である我々も知っておかないといけません。

この本はそうしたあきらめるもの【CUT】と、得るもの【GET】を判断する時のヒント、羅針盤となります。

 

モノやカタチには「ありふれたワケがある」

人間が住まいで空間やモノを使うときに考えなければいけないことは山ほどあります。この場合、モノとはドアや窓、テーブルや収納にベッド、キッチンにお風呂にトイレなどなど、、、日常生活で使っているもの全てです。

 そしてその日常生活で使っているものには「縦」「横」「高さ」があってオマケに配置する時には「向き」も大きく関わってきます。

 

これだけの要素をいかに効率良く、しかも見た目も良く配置していくことが大事です。

人それぞれ好みがあるので「コレが絶対!」とは言い切れません。

 

しかし何も考えずに色んなモノを無造作に配置してしまうと、極端な話「開かずの間」ができてしまったり、ドアの開きが逆で廊下を通りにくい、家中が日当たりの悪いところばかりになってしまったりと、いざ住んでしまって後からどうにもならないことでいっぱいになってしまいます。

 

デザインとは見た目的な美しさだけではない!

我が家の希望する家は「適材適所にレイアウトされたシンプルで機能的な家」です。

「デザイン=見た目だけのモノ」 ではなく「デザイン=機能美」です。

家について奥さんといろんな意見を交わして、時には険悪な雰囲気になることもありましたがこのデザイン=見た目だけのモノ」 ではなく「デザイン=機能美」というところでは、初めから意見は変わらず、いまもお互いこだわっている大事なことです。

 

素人だからこそ知るべき家造りの基本の基本がこの本にある

「あんな家、こんな空間や間取り、インテリアや家具」理想を求めるのは楽しい作業です。だけど気がついたら何もかもゴチャゴチャで使いにくい、しかも予算も意味もなくふくれ上がった家になってしまします。

そんなことのないよう、「必要なモノと要らないモノ」「適材適所にシンプルな機能美」とは何か?! ということをこの本「住まいの解剖図鑑 増田奏 著」から学びました。

 「時間」「空間」「お財布」もいくらでもある方は自分の理想を専門家に伝えて、全てを専門家に任せましょう。

 

この本は「自分の欲しい家は自分で考えて、専門家と一緒に家を建てたい人」のための本です。

イラストもどこか懐かしいテイストでありながら、洗練されていますし、とてもわかりやすいです。

これから新築、リフォーム関係なく家を建てようとしている方は必見です。

また将来、住宅の設計に関わる仕事に就きたい学生さんも必ず知っておくべき基本がこの本にあります。

 

家づくりに関わる人全ての人へ 超オススメの一冊です。

 

読んでいただいた方へ

ありがとうございました。

 

Kai Hajime

 

 

住まいの解剖図鑑

住まいの解剖図鑑