1日たった5分。自分のアタマや心は、自分で掃除するしかない
おはようございます。
今日は僕が大好きな映画監督の一人
デヴィッド・リンチ監督の著書「大きな魚をつかまえよう」について書いてみようと思います。
ここ数年「瞑想」という言葉をよく耳にしたり目にします。
自分だけではないと思いますが「瞑想」から思い浮かぶイメージは「あやしい」「うさん臭い」などネガティブなものが一般的だと思います。
自分もそうでした。過剰にスピリチュアルな表現は昔から苦手で、「いかにもスピリチュアルな語り口な人」や「スピリチュアルな本や音楽」には興味ありませんでした。いまも距離を置いています。宗教的なイメージばかりが目立ってしまっているからか、はたまた単に生理的に苦手だからでしょうか、、、、
瞑想は科学だ!
これまで自分は睡眠時間の短縮やぐっすり眠れるように、またイライラした気持ちを落ち着けるために「瞑想」についての本を何冊か読みました。
実際に「なんかモヤモヤする」みたいな時、「瞑想」というよりあぐらをかいて目を閉じて深呼吸します。
ただそれだけです。まあ「座禅」ですね。難しいことは抜きにして、ただ何にも考えない時間を作るようにしています。
自分はエレベータを待ってる時や乗ってる時なんかに軽く目を閉じます。エレベーターって知らない人同士が狭い空間に密閉されていますよね?あれって凄く苦手です。そんな時、目を閉じて深呼吸すると少し落ち着きます。
以前は「瞑想」といえば「修行」や「宗教」などを連想していました。しかし本やWebサイトで調べていくうちに「瞑想」とは精神的なケアと同時に「アタマの中、心のストレッチ」。どちらかというと科学的なアタマの訓練として日常生活に取り入れることで「モヤモヤ」がスッキリすることを身をもって感じました。うつ病なんかにも効くらしいです。
アタマの中、心の中を掃除しよう
この本はデヴィッド・リンチ監督が瞑想は「ストレス解消」や「精神的健康」に効果があることはもちろん、「創作活動のなかでアイディアの着想のため、創造性をつかみとるために、心の内に深く潜るのだ」と書いてあります。彼は創造性(アイディア)を魚に例え、「大きな魚ほど海の深みにいて、それをつかまえるために内深くに飛び込むのだ」とも書いてあります。
以下に自分のお気に入りの一節をご紹介します。
黄金の塔
塵を払えば鏡が輝くように
セルフを見た者は心身ともに光り輝く
いつまでも幸福にみたされるのだ
ウパニシャッド
いかにして、マイナス思考を取り除くのか。
こんなふうに考えてほしい。きみはエンパイア・ステイト・ビルだ。何百もの部屋があるが、部屋という部屋はガラクタで埋め尽くされている。
ガラクタを詰め込んだのは気味自身だ。さあ、エレベーターに乗って、自らの内側へダイヴしよう。
ビルを下へ降りていき、その真下にある統一場 ー 純粋意識に達するんだ。それは電気じかけの黄金みたいなものだ。きみは統一場を体験する。
電気じかけの黄金が各部屋に据え付けてある、小さな掃除用のロボットを駆動させる。するとロボットは動きだし、掃除を始める。ロボットは泥やガラクタ、ゴミがあった場所を黄金に変える。ぐるぐる巻きの有刺鉄線みたいにこんがらがったストレスだって、解きほぐせる。そんなものは雲散霧消してしまう。
きみは身ぎれいになり、自身に黄金を注ぎ込む。素晴らしい悟りの状態へあゆみだすのさ。
んん、、、とてもわかり易い例えです。
この本はいわゆる教則本ではありません。
「瞑想」の方法についてはほとんど書かれてないです。
デヴィッド・リンチ監督が創作活動の中で「瞑想」における恩恵はいかなるものか?が書かれている啓蒙的要素が中心です。
実際に「デヴィッド・リンチ財団」の支援で世界中の学校でTM(超越瞑想)をカリキュラムに取り入れているところもあります。
加えてデヴィッド・リンチ監督のこれまでの作品の数々の名シーンや名ゼリフ、特殊効果や演出がどのようなアイディアの着想によって生み出されたかが書かれたものでもあります。
「イレイザーヘッド」「ツイン・ピークス」などデヴィッド・リンチ監督のファンであれば見逃せない内容となっています。
ぼくはこの本読んで改めてDVDを見直しましたが、以前観た時とはまた違った角度で楽しめました。
大きな魚をつかまえよう―リンチ流アート・ライフ∞瞑想レッスン
- 作者: デイヴィッドリンチ,David Lynch,草坂虹恵
- 出版社/メーカー: 四月社
- 発売日: 2012/04
- メディア: 単行本
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自分のアタマ、心は自分で掃除しよう!
「最近なんか疲れたな〜(精神的に)」って時、100%酒に走っていました。(今も多々ありますが、、、)
でもここ2、3年、「瞑想」「座禅」を日常に取り入れて時々座りはじめてからは、イライラしたり、モヤモヤしても「ふと我に帰ること」が無意識に出来るようになりました。
毎日止まることなく、次々に情報が押し寄せてきて、嫌でも無意識にインプットされていく近年、アタマの中や心に溜まったゴミは、自分で捨てる技術を持つことで余計なストレスや不安を解決できるのではないでしょうか?
ネット社会と瞑想はセットです
特に嫌なことがなくても「なんか面白くないな〜」なんて思ってるサラリーマン、学生、主婦などなど、知らないうちにストレスを抱えて困ってる方はもちろん、デヴィッド・リンチ監督ファン、また創作活動をされる方なんかは必見です。
瞑想ってどうやるの?という方は以下の本に瞑想の方法が詳しく書いてあります。
参考にしてください。
酒ばかり呑んでもストレスは発散されません(自分に言ってます)
5分でも目を閉じて静かに目を閉じて深呼吸する時間を取りましょう。
読んでいただいた方へ
ありがとうございました。
Kai Hajime
- 作者: デイヴィッドハープ,David Harp,片山陽子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2000/09
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始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)
- 作者: 宝彩有菜
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/08/09
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