Kai Hajimeのおすそわけ

子育てサラリーマンのInputとOutputをおすそわけ

知らないと損をする!クリエイターがフリーランスになる時に読みたいお金の入門書

いよいよ今年も残すところ1ヶ月あまり。

来年の春に転職・フリーランスを目指す僕にとっては、のんびりクリスマスやお正月を過ごす余裕もなく、気分的に落ち着かない年末になりそうだ。

 

はたして心置きなく今の会社に別れを告げ、無職にならずに次の仕事をゲット出来るのか?

不安と緊張が日を追うごとに増してくるドキドキの毎日である。

気分は大一番をひかえた受験生のようだ。

 

Web業界に飛び込むためのスキルアップはまだまだ課題は山積みだが、一応予定通り進んでいる(と思いたい)が、いざ転職・フリーランスを目指すと言ってもどんな心構え、準備が必要なのか、、、具体的なことは全くわからないことばかりである。

 

まあ、そんなこともあるだろうと数ヶ月前に購入していた本を今回はおすそわけしたいと思う。
気分転換にパラパラ読んでいたのだが、ある程度スキル面で今後やるべきことが絞れてきたので本腰を入れて読むことにした。
転職・フリーランスを目指すために数ある問題の中から、やはりこれが一番気になるところ
 

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フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。

やっぱり気になるお金の話。

今までは会社が全てやってくれていた税金、社会保険ついて詳しく書かれている。

イラストレーター兼ライターである著者と、実名は出てこないが多数の著書を持ち、専門学校で教鞭をとる、もちろん事務所もかまえる超一流の税理士との対話形式で進んでいく。

 

一部紹介すると
「事業主控除額の課税対象事業の種類と税率」で、「デザイン業」として申告するより、文筆業」で申告すれば「所得が290万を越えても税金はかからない」らしいのだ。
 

事業税とは?

事業を営んでいる人が納める税金で、サラリーマンの所得税と同じく、所得に応じて税額が決まる。

 

文章を書くことで少しでも収入があるデザイナーは、デザイン業として申告するより文筆業で申告したほうがお得なのだ。

 

こういった裏ワザ的なことだけでなく、税や保険について基本的なことを詳しく書かれているので、ズブの素人の僕にはピッタリの入門書になっている。

 

表・グラフ・イラストを交え、非常にわかりやすく、時折少々ダークなお金・税の裏事情にも触れており、楽しみながら読むことができる。

とりあえずはこの1冊があれば、今のところは大丈夫だろう。

 

これからフリーランスを目指す人、すでにフリーランスでお金や税などで悩みのある方は、楽しみながら学べるおすすめの1冊である。

力を抜いて読んでみてはいかがだろう。

 

きたみりゅうじ

どっかで見たことあるイラストだなと思っていたが、超売れっ子のイラストレーターさんである。元SEとあってIT業界の代弁者とされているようだ。

脱力感のある親しみやすい雰囲気が好きだ。この本をキッカケにすっかりファンになってしまった。Twitterやブログもフォローした。

リクナビNEXTでも連載されている。

 

www.kitajirushi.jp

 

next.rikunabi.com

 

きたみりゅうじ (@kitajirushi) | Twitter

 

 

 

読んでいただいた方へ

ありがとうございました。

 

Kai Hajime

 

 

 

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

きたみ りゅうじ 日本実業出版社 2005-12-08
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たった1600円!格安でレスポンシブデザインを学ぶならudemyが超おすすめ!

僕は来年の3月に転職、もしくはフリーランスでWebディレクターになることを目標に今年の春からHTML5 & CSS3を独学で学んできた。

 

以前書いた記事にもあるが、書籍で基本的なことはマスターできたと思っていたが、より確実なスキルを身につけるためにオンラインスクールを検討していた

 

kaihajime.hatenablog.com

 

kaihajime.hatenablog.com

 

しかし、オンラインスクールはどれも結構な金額だ。

オンラインスクールには卒業後に就職斡旋という、業界未経験の僕にとって非常に魅力的なオプションがある。

これだけのためにオンラインスクールを選んでも良いと思っている。

 

2016年10月末の時点で最新のオンラインスクールを5つ選び、どのスクールにしようか迷いながらオンラインスクールの記事を書いたところ、ある方から

 

「もっと安くてわかりやすい」「登録も簡単」なスクールがある!

 

という超感動的で親切なおすそわけのメールを頂いた。

せっかく頂いた「おすそわけ」をそのまま放置するのはもったいないので、今回は僕がおすそわけしようと思う。併せて自身の進捗の確認、備忘録も兼ねたい。

 

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瞑想にオススメの音楽・アンビエント 雑念が消え、頭の中がスッキリ無音状態へ

僕は二日酔いで死んでる時以外は、毎朝やっている習慣がある。

 

「瞑想」である。

 

以前は照明もつけずに朝の光だけ、そして無音でやっていた。

起きてすぐにパソコンを起ち上げ、音楽をかけたままトイレに行き、歯を磨き、コーヒーをいれる。

 

普段は一旦音を止めて床に座るのだが、先日たまたま音をつけたまま瞑想を始めた。

ボリュームは上がっているが、音が鳴っていることさえ気付かないほどの静寂だった。

 

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 瞑想中、音が鳴っていることに気がついた。

止めようかと思ったが、なんとも気持ちがイイのと、不思議と呼吸が脳に溶け込んでいくような感覚で全く気にならなくなった。

 

逆に雑念が消える。

聴いているようで、聴いていない。

いつの間にか頭の中はスッキリ無音の状態へ。

 

それからは音をつけたまま瞑想することにした。

 

デスクワークにもおすすめ

今回は僕のお気に入りの音楽を「おすそわけ」する。

全部で1時間40分くらいのミックスで、後半は少し盛り上がってくるが、10分程度の瞑想であれば問題ない。
 
大自然の中を漂っているような、また宇宙をさまよっているような環境音が続く。
(終盤ブレードランナーのトラックも収録されている)
 

気分にもよるが、最近はビートがあるトラックよりはアンビエントやチルの方が、デスクワークするのにあっている。

 

SoundCloudはアカウントが無くても聴けるので、是非一度聴いて欲しい。

 

soundcloud.com

 

以前、瞑想について書いた記事です。

kaihajime.hatenablog.com

 

 

読んでいただいた方へ

ありがとうございました。

 

Kai Hajime

思春期に読みたい! 淡くも切ない 残酷な「死」をテーマにしたおすすめ絵本

ここ最近になって長男(10)も次男(6)も「死」という言葉を彼らなりに意識するようになったようだ。

 

早いのか?遅いのか?

大人でさえわからない「死」という言葉の意味を、彼らがどんな風に受け止めているのかわからないが、せっかく気に止まったのなら何かを考える良い機会だと思い絵本をプレゼントした。

 

前回は「死ぬって何?」という次男の質問になんとか答えたく「わすれられない おくりもの」をプレゼントしたことを書いたが、今回は長男に「かないくん」をプレゼントしたことを「おすそわけ」したい。
 

kaihajime.hatenablog.com

 

なぜ「かないくん」なのか?

僕は糸井重里氏のファンである。

何気によく見る「ほぼ日」で「かないくん」が紹介されていたのを思い出したのでAmazonで購入。まあ、ただの気まぐれである。

 

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他にも「死」をテーマにした児童書はたくさんある。だけど「かないくん」を選んだ。

 

僕自身、子どもたちの絵本で谷川俊太郎氏の作品には触れることが多かったが、松本大洋氏はテレビで映画「ピンポン」をみたぐらい。「鉄コン筋クリート」も友達の家でパラパラめくる程度で、特に好きな作家でもなかった。

 

発売当時から「谷川俊太郎・作 松本大洋・絵」ということで巷で話題にもなっていたのと、以下のリンク「かないくんができるまで」を見て読んでみたくなった。

 

www.1101.com

 

詩人と漫画家が絵本「かないくん」へのそれぞれの想いを語る対談も奥が深い。

www.1101.com

 

さいごに

ネタばれのないよう簡潔にいうと、大人目線で谷川氏の抽象的な表現に、少し物足りなさを感じる。

もっと「死」というものを突っ込んで欲しかった、、、

 

 

しかし、小学生の長男には何か響くモノがあったようだ。

淡々と展開する話の中に登場人物の幼いゆえの「残酷さ」、過ぎていく時間の「無情さ」が飾り気のない少ない言葉で伝わってくる。
 

長男にとっては、難しい言葉や長い文章より、シンプルでストレートな表現の方が、はっきりとはわからない「死」の寂しや冷たさを感じることができたのではないだろうか。

 

絵が最高!

冒頭でも触れたが、僕は松本大洋は完全にノーマークだった。

この絵本は言葉が先にできた。その言葉に松本氏が絵をのせる作業。

「かないくんができるまで」にも書いてあるが、相当大変な作業だと思う。

 

「鉄コン筋クリート」のコミカルな画風と違い、淡く繊細な「日本画」のような絵が淡々とした話にリズムを生み出している。

 

表紙の赤いマフラーなど所々登場する、どこか懐かしい昭和の朱色がアクセントになっていて、本というより「一枚の絵」として家のどこかへ飾りたいくらいだ。

 

個人的にはアッサリとした内容で「死」とは何かを考える本ではなかった。

シンプルで淡い、温度の低い寂しい内容だが、思春期の中・高校生なんかには、「死」を当たり障りのない言葉で伝えようとする本よりは必ず響く。

 

絵本というよりは、谷川俊太郎の死に対する想いがにじみ出ている「詩」と言ったほうが良いかもしれない。
 

これから寒くなる冬に向け、あえてディープなところへ潜りたい方にはおすすめの一冊。

 

 

読んでいただいた方へ

ありがとうございました。

 

Kai Hajime

 

 

かないくん (ほぼにちの絵本)

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子どもに「死ぬって何?」と聞かれて答えられる? 子どもと一緒に読みたいおすすめの絵本

今回は特にこれといった理由はないが、ふと思い出したことを書いてみようと思う。

 

少し前に次男が「死ぬって何?」と僕に聞いてきた。

昨年、彼は5歳で祖母の死を経験している。
通夜、湯灌(ゆかん)、葬式、火葬場、骨上げ。
人が死んだら最後は灰になることは知っている。
 

死ぬって何?

今回の「死ぬって何?」という質問は今までの「何? なぜ?」とは何かが違った。

 

ただ「居なくなる」「消えて無くなる」といった答えが彼の知りたいことじゃなかった。その場で僕はうまく答えることが出来なかった。

 
死んだらどうなるのか?どこに行くのか?身体は消えても意識は残るのか?
 
僕もわからない。
 

永遠の謎

今回は死ぬということがどういうことなのかは知っていても、その後どうなるのか?
数え切れないほどの宗教や最先端の科学をもってしても未だに謎である「いつか訪れる死」について、子どもと一緒に考えるキッカケになった絵本を「おすそわけ」したい。

 

昨年は祖母、今年の春に友人を亡くした時は「死ぬって何?」という漠然とした疑問が悲しみと共に頭の中をさまよっていたが、いつの間にか忘れていた。
身近な存在の死でさえ、経験したその瞬間からしばらくは立ち直れないくらい打ちひしがれるが、寂しいことだがふと気づくと記憶は風化していく。
 

死んだらどうなるか?

 

また残された者はその死をどう受け止めるのか?

 

以下の本は子どもだけでなく、大人も深く考えさせれる内容である。

 

可愛らしい絵と、やわらかく温かみのある文章で、ルビもふってあるので6歳でも充分楽しめる。
 

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しかし、読んだからといって「死」を理解したわけではなさそうである。

絵が気にいったのか? 疑問を解決したいのか?
一緒に読んだ後も、何度か自分で読んでいたが、毎回首をかしげている。
無理もない。大人でも「死」を理解することは難しい。
 

死は怖いものなのか?

僕は死ぬのが怖い。
ただ、「恐怖」という言葉は適当ではない気がするし、「不安」という言葉も少し違う。自身40を越えた今でも「死」とは何かさっぱりわからない。
 
怖いというより、単純に「嫌」なのだ。
今死ぬのは「無念」という言葉の他見当たらない。
これからやりたいことが山ほどあるし、残す家族を考えると辛い。
子どもの成長をずっと見守りたいという気持ちでいっぱいだ。
 

さいごに

「わすれられない おくりもの」は児童書なので、「恐怖」「不安」という内容では「死」には触れていない。
 
大切な人が居なくなる、ということがどんなことなのか?
死を迎える本人より、残された者たちへのメッセージに物語がフォーカスされている。
 
6歳には少し難しかったかなと思ったが、彼なりに「死ぬって何?」を考えたと思う。
 
先日長男も読んでいた。
小学生には少々絵が幼稚かもしれないが、内容が「死」をテーマに書かれているため、少し大人っぽくなりつつある3・4年生あたりにも充分響く。
 
後日、長男には「かないくん」をプレゼントした。
これについては近日中に書きたいと思う。
 
「わすれられない おくりもの」
悲しい話だが温かい気持ちになる。
読書の秋に、子ども一緒に是非読んで欲しいおすすめの一冊!
 
 
読んでいただいた方へ
ありがとうございました。
 
Kai Hajime
 
わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)

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